小児歯科Pediatric
小児歯科とは
「歯医者って怖そう…」そんな印象を持っているお子様は多いと思います。藤原歯科クリニックでは、初めて治療を受けるお子様には、まずその不安を取り除いていきます。
たとえばバキュームや歯の切削器具など、治療に必要な歯科器具に一つひとつ慣れてもらうところから始めています。
また、初期虫歯は歯みがきで治療できるので、初期虫歯の診断にも力を入れています。

保護者の方へのお願い
多くのお子様は、注射や歯医者・病院の特有の雰囲気に恐怖心を抱く場合があります。そのため、普段から悪いことをしたときに「歯医者さんに行ってイタイイタイしてもらいますよ」、「お医者さんに行って注射してもらいますよ」といった驚かせる表現を避けていただくようお願いいたします。
虫歯になっているときは、虫歯の恐ろしさや治療の必要性など、できるだけわかりやすい言葉できちんと説明してあげることが大切です。しっかりと説明をしてあげれば、お子様なりに理解してくれるものです。こうした準備が、当日の治療をスムーズに進める助けになります。
小さい頃から通院することにより、虫歯のリスクや保護者の方の歯磨きの負担も減ると思いますので、歯科医院に慣れていないお子様でも遠慮なくご来院ください。

治療について
フッ素塗布
フッ素塗布は、年齢を問わず大人も子どもも受けることができます。
フッ素には歯のエナメル質を強化し、虫歯の予防や進行を防ぐ効果があります。
特に虫歯になりやすい生えてきたばかりの歯や、歯ぐきが下がって出てきてしまった歯の根元にフッ素を塗ると、効果が高いです。もちろん、それ以外の期間でもフッ素塗布は有効な虫歯予防法となります。
フッ素の効果は、約3か月持続するといわれていますので、その期間内に定期的に受けることをおすすめします。具体的には、半年に1回以上のペースで、「1歳くらい~13歳くらい(歯が生え終わる時期)」まで行うのが最適とされています。

シーラント
シーラントとは虫歯の治療ではなく、予防処置です。
6歳臼歯など、生えたての奥歯にはでこぼこした深い溝があります。
その溝は成長の過程ですり減って浅くなりますが、しばらくの間は汚れがたまりやすい状態が続くので、虫歯の主な原因になります。シーラントはその虫歯になりやすい溝の部分をあらかじめ埋めてしまおうという考えで行われる処置です。
またシーラントにはフッ素が含まれているので、歯の表面を強化する効果もあります。シーラントは歯との接触によって徐々に摩耗していく材質のため、定期的にチェックして、はがれてきた場合は詰め直す必要があります。

虫歯予防について
虫歯予防の基本は、歯磨きを行い、お口の中を清潔に保つことです。
しかし、歯ブラシだけでは歯と歯の間の歯垢(プラーク)を完全に取り除くことはできません。フロスや歯間ブラシを使うことで、効果的な虫歯予防につながります。
食事の後に歯を磨くと効果的ですが、夜寝る前に必ず取り組むことで、虫歯の進行を抑えることができます。
歯磨きの他にも、食事や睡眠、ストレスなどの生活習慣を見直すことで、虫歯になりづらい口内環境を作ることができます。
何か気になることがございましたら、診察時にご相談ください。
